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アボカド
○ キャリアオイル ○
名前 アボカド AVOCADO
学名 Persea gratissima Caertn. , P. americana Mill
科名 クスノキ科
抽出部分 果肉
抽出方法 乾燥後、低温・常温圧搾法
原産地・分布・生産地域
原産はアメリカの熱帯地方および亜熱帯地方です。
15世紀にスペイン人によって発見され、ヨーロッパに持ち込まれました。
香り、色および特徴
未精製のオイルは粘り気が強く、深い緑色です。
(アロマテラピーに適しています。)
精製されたものは、淡い黄色です(化粧品などに使われます)。
香りは熟した果実の匂いに似ています。
優れた品質保持性があります。
他の多くのキャリアオイルよりも、皮膚に対する浸透性が高いです。
必須脂肪酸、ミネラル、タンパク質、ベータカロチン、ビタミンEが含まれています。
成分構成(%は含有率)
オレイン酸(59~75)、パルミチン酸(10~22)、リノール酸(8~14)、
パルミトレイン酸(1~10)、α-リノレン酸(~5)、ステアリン酸(~3)
身体への効能・効果・効用
優れた皮膚柔軟性があります。
マッサージおよび筋肉用の調剤に。
真皮の再生、皮膚への治療特性があると言われています。
保湿、柔軟作用があり、しわ予防に。
疲れた肌、水分の失われた肌、成熟肌に湿疹のケアに。
乾燥肌、皮膚の炎症全般に効果があります。
かなり重めのオイルです。
オリーブやウィートジャーム(小麦胚芽)と同様、より軽い、
例えばスィートアーモンドオイルなどと混ぜると良いでしょう。
1(アボカド):3(その他)、もっと薄くても良いかもしれません。
注意・禁忌
低温では凝固する傾向があります。
(実際、0℃で固まり、室温で元通り、再び液体に戻ります。)
冷蔵庫および低温下で保存することは避けてください。
このオイルは低温になりますと、有効成分が沈殿を起こします。
またわずかに濁る場合があります。
逆に、こういったことがおきるオイルは未精製で純粋の低温圧搾された、
アロマセラピーに適したオイルではあります。
精製されたオイルでは起こりません。
漂白された淡い緑色のアボガドオイルもありますが、
治療目的では、未精製のものをお勧めいたします。
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ちょこっと小話を(^o^)
一時期、アボガドオイルには催淫性があると考えられていました。
果肉は育毛刺激の整髪剤に、また化膿促進剤・通経剤としても利用されていました。
食品としては、ほぼ完全食品です。
ビタミンとミネラルを豊富に含みます。
消化が容易で胃の不調、便秘、泌尿器系の感染症に、
また肝臓や胆嚢の問題にも有効です。
ただ、たんぱく質が20%もの脂肪と共に存在するため、
残念ながらアボカドを食べてダイエット!とはいかないようです^^;
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