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レモングラス
エッセンシャルオイル(精油)
レモングラス LEMONGRASS
学名:
☆ Cymbopogon citratus
ウェスト インディアン レモングラス
★ Cymbopogon flexuosus
イースト インディアン レモングラス
科名: イネ科
種類: 草木
抽出部分: 新鮮な葉あるいは一部乾燥した葉を、細かく刻んで使います。
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
☆ ウエストインディアン レモングラス
スリランカ原産と考えられています。
西インド諸島からアジア、アフリカと熱帯地域で栽培されており、
オイルはグァテマラやインドで生産されています。
★ イーストインディアン レモングラス
東インド原産で、現在は主に西インドで栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
☆ ウエストインディアン レモングラス
淡い黄色から琥珀色、茶色をしています。
爽やかな、草のような、シトラス系の、土のような、清潔な、
ややビターな、つんとする、強い、レモンのような香りがします。
★ イーストインディアン レモングラス
黄色から琥珀色をしています。
爽やかな、草のような、レモンのような香りがします。
ウエストインディアン レモングラスより軽い香りです。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
☆ ウエストインディアン レモングラス
シトラール(65~85%)、ミルセン(12~15%)、
ジペンテン、メチルヘプテノン、リナロール、ゲラニオール、
ネロール、シトロネロール、ファルネソールなどです。
★ イーストインディアン レモングラス
シトラール(最高85%)、ゲラニオール、メチルオイゲノール、
ボルネオール、ジペンテンなどです。
◎ 心への癒し ◎
ストレス症状に。
神経疲労に。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
頭痛に。
熱、感染症に。
筋肉痛、筋肉の正常化に。
組織のたるみに。
循環不全に。
消化不良、胃腸炎、大腸炎に。
壊血病に。
○ 肌へ ○
ニキビ、水虫に。
のみ・しらみ・ダニなどの虫除けに。
しらみ寄生症に。
毛穴の広がりに。多汗に。
組織の正常化、強壮に。
♀ 女性のために ♀
母乳の出をよくしてくれます。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、神経鎮静、神経強壮、強壮、催乳、鎮痛、
抗菌、抗真菌、殺菌、殺真菌、殺バクテリア、抗寄生虫、殺虫、
酸化防止、消毒、収斂、駆風、消臭、解熱、疾患予防作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
場合によっては皮膚を刺激したり、感作作用をおよぼします。
強力ですから、使用量は少なめにしましょう。よく注意してください。
毒性は特にありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
コリアンダー、バジル、ローズマリー、ゼラニウム、ラベンダー、
シダーウッド、ティートリー、ニアウリ、パルマローザ、ヤロウ、
ジャスミン、ネロリ、ベルガモットなどと合います。
シトラス系ともよく合うでしょう。
特にインドでは数千年にわたって好まれ、利用されてきました。
主に感染症や熱病に使われました。
インドでは“チューマナ・プールー:赤い茎”という名前で知られています。
“インド バーベナ”、“インド メリッサ”など、たくさんの名前で呼ばれる植物です。
レモングラスはそのタイプによって成分は異なってきます。
一般にウエストインディアン レモングラスCymbopogon citratusの方が
良質とされています。
また、レモングラスはシトラール分離の原料になります。
そしてレモンバーベナやメリッサ(レモンバーム)の偽和剤となることも有名です。
学名にCymbopogonとあるとおり、シトロネラやパルマローザと同じ仲間になります。
シトロネラ Cymbopogon nardus
パルマローザ Cymbopogon martinii var. martinii
レモングラス Cymbopogon citratus
レモングラスは現在、化粧品や香水、洗剤、石鹸などの他に、
主だった食品分野の殆どで幅広く利用されています。
【 管理人の印象 】
レモンと比べると、あくが強い、とても主張する香り。
さわやかさよりも、個性の強さが前面に出るような感じです。
深く嗅ぐと、残り香も少しきつい感じがします。
検定試験対策、レモンとレモングラスの嗅ぎわけでは
力強い香りがレモングラス、軽く甘さが感じられるのがレモン、と分類して覚えました。
ハーブティーでもおなじみですが、お勧めはフレッシュ(生)でいただく飲み方。
普通の乾燥したものより、味わい飲みやすさとも格段に美味しいですよ^^
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