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レモン

エッセンシャルオイル(精油)

レモン LEMON
学名: Citrus limon
科名: ミカン科
種類: 低木
抽出部分:
摘みたての新鮮な果実の果皮

抽出方法: 圧搾抽出法
(水蒸気蒸留法もあり)


【 原産地・分布・生産地域 】
原産は東インドと考えられています。現在は地中海地方一帯に野生しており、
また地中海地方やアメリカを始め、世界中で栽培されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
シトラス(柑橘)系
淡い黄緑色をしており、熟成に応じて茶色に変化してゆきます。
軽い、さわやかな、フレッシュな、しみわたる、清潔な、
フルーティーな、鋭い、拡散性のある、柑橘類の香りがします。

ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い:

【 主要成分 】
リモネン(約70%)、
テルピネン、ピネン、サビネン、ミルセン、シトラール、リナロール、ゲラニオール、
オクタノール、ノナノール、シトロネラール、ベルガモテンなどです。



◎ 心への癒し ◎
心を活気付けます。
リフレッシュ、心の高揚に。
冷静にさせてくれます。
頭の働きを明瞭にしてくれます。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
頭痛、偏頭痛、神経痛、関節炎に。
熱、風邪、炎症、インフルエンザに。
喘息、のどの炎症、気管支炎、カタル症状に。
免疫系の強化になりますので、感染症を抑えます。
消化不良に。食欲増進に。
循環不全、リューマチに。
肥満、うっ血、セルライトに。
高血圧、鼻血に。
貧血に。
口内炎、静脈瘤に。

○ 肌へ ○
にきび、吹き出物、脂性肌、たこ、いぼ、魚の目に。
しもやけ、切り傷、虫刺されに。
ヘルペスに。
弱い爪に。



【 アロマテラピーでの作用 】
強壮、発汗、鎮痙、収斂、解熱、血圧降下、血糖値低下、貧血防止、
抗神経痛、抗菌、抗リューマチ、抗動脈硬化、抗壊血病、抗毒、殺菌、消毒、駆虫、殺虫、
白血球活性増進、瘢痕形成、止血、止痒、腐食、皮膚軟化、浄血、利尿、駆風、
強肝、健胃作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
ベルガモテンが存在しますので、光毒性があります。
(水蒸気蒸留法でのオイルには光毒性はありません。)
また人によっては皮膚を刺激します。
使用量は適度に留めましょう。
毒性は特にありません。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ネロリ(オレンジブロッサム)、シトラス系の精油と相性が良いです。
イランイラン、ローズ、ラベンダー、ラバンディン、カモミール、フェンネル、ゼラニウム、
サンダルウッド(白檀)、フランキンセンス(乳香)、ベンゾイン(安息香)、ユーカリ、
ジュニパー、オークモス、エレミ、ラブダナムなどとも合うでしょう。

Citrus limon 2.jpgちょこっと小話を (^o^)

ヨーロッパ諸国では「全てを治癒する」オイルとして親しまれていました。
消毒剤として、またマラリアやチフスなどの熱病や感染症にと、幅広く使われました。

その他、航海中の壊血病対策にも、レモンはとても有効でした。


“レモン”という言葉はアラビア語の“ライムン”、
またはペルシャ語の“リムン”に由来します。
いずれも柑橘類の果実を表す言葉です。


中世ヨーロッパにおける十字軍遠征。
その中で十字軍がヨーロッパに持ち帰った物の中に、このレモンがありました。


レモンは現在、食品以外でも香水などの香料、その他幅広く使われています。


レモンの木は、白やピンク色のとても良い香りのする花を咲かせます。


【 管理人の印象 】

意外と柔らかい感じのする香り。
いわゆるレモンの酸っぱさがある香りではありません。
もしかするとレモングラスの方がレモンの酸味を持っている感じるかもしれません。
とてもさわやかで、素敵な香り。
ブレンドのしやすい香りです。


2aroma.jpgこちらの レモン 、お勧めいたします。





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