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ライム
エッセンシャルオイル(精油)
ライム LIME
学名: Citrus aurantifolia
科名: ミカン科
種類: 低木
抽出部分:
☆ 未熟な果実の果皮(ピール)
★ 熟した果実全体
抽出方法:
☆ 圧搾抽出法
★ 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はアジア南部と考えられています。
現在は世界中の熱帯・亜熱帯地域に自生しています。
主に南フロリダ、キューバ、メキシコ、イタリアで栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 シトラス(柑橘)系
☆ 淡い黄色からオリーブグリーンです。
さわやかな、フレッシュな、甘い、しみわたるような、
清潔な、少し苦味のある、柑橘系の香りがします。
★ 淡い黄色から透明感のある白色をしています。
さわやかな、シャープな、フルーティーな、柑橘系の香りがします。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
リモネン、ピネン、カンフェン、サビネン、シトラール、
シメーン、シネオール、リナロールなどです。
☆果皮圧搾オイルには、光毒性のあるクマリンが含まれます。
★果実蒸留オイルには含まれません。
◎ 心への癒し ◎
うつ症状に。心を活気付けます。
リフレッシュ、心の高揚に!
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
熱、風邪、炎症、インフルエンザに。
喘息、のどの炎症、気管支炎、カタル症状に。
免疫系の強化になりますので、感染症を抑えます。
消化不良に。食欲増進に。
循環不全、リューマチに。
関節炎に。
肥満、うっ血、セルライトに。
高血圧、鼻血に。
貧血に。
口内炎、静脈瘤に。
○ 肌へ ○
にきび、吹き出物、脂性肌、たこ、いぼ、魚の目に。
しもやけ、切り傷、虫刺されに。
ヘルペスに。
弱い爪に。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗リューマチ、抗壊血病、抗ウィルス、殺菌、殺虫、殺微生物、
止血、収斂、解熱、健康回復、強壮、食欲増進作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特に毒性、刺激性、感作作用はありません。
☆果皮圧搾オイルにはクマリンが含まれ、光毒性があります。
★果実蒸留オイルには含まれず、光毒性がありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
アンジェリカ、イランイラン、ゼラニウム、ナツメグ、
ネロリ(オレンジブロッサム)、シトロネラ、、ラベンダー、ラバンディン、
ローズ、ローズマリー、クラリー セージ、
バイオレット、パルマローザ、ベルガモットなど。
特にシトラス系のオイルと相性が良いです。
ライムをヨーロッパに紹介したのは、ムーア人でした。
それを16C頃に、スペインとポルトガルの探検家たちが、アメリカ大陸へ導入しました。
ライムを運ぶ船の事を“ライムジューサー”と呼びました。
ライムは航海における壊血病予防に、とても役立ったのです。
(壊血病予防は、ビタミンCの不足によってひき起こされます。)
現在では香水産業、食品業界と、幅広く使われています。
(香水には☆圧搾抽出法による精油が、好まれます。)
また、香りがベルガモットに似た“スィート ライム”という精油もあります。
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