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マンダリン / タンジェリン
エッセンシャルオイル(精油)
☆ マンダリン ★ タンジェリン
MANDARIN / TANGERINE
学名: Citrus reticulata
科名: ミカン科
種類: 樹木
抽出部分: 果実の外皮
抽出方法: 圧搾抽出法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は中国南部および極東。
☆ マンダリンはイタリア、スペインなどの地中海地方や中東、ブラジルなどで、
★ タンジェリンはアメリカ、ギニアで栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 シトラス(柑橘)系
☆ マンダリンは橙色です。
とても甘い、フローラル調の、シトラス系の、青スミレのようなほのかな香り。
★ タンジェリンはオレンジ色です。
さわやかな、甘い、オレンジに似た香りがします。
ただマンダリンほどは香りに“こく”はありません。
ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
リモネン、メチルアントラニル酸メチル、ゲラニオール、シトラール、シトロネラルなどです。
◎ 心への癒し ◎
不眠、神経疲労、神経性の緊張、いらいら、焦燥感に。
心を明るく、高揚させます。
抑うつと不安を祓います。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
消化不良、腸の悩み、消化に関する悩み、しゃっくりに。
むくみや肥満に。
○ 肌へ ○
にきび、傷、しみに。
血行の悪い肌、脂性肌に。
皮膚の強壮に。
♀ 女性のために ♀
ネロリやラベンダー、ジャスミンなどと組み合わせて、妊娠線を目立たなくするために。
月経前緊張症に。
【 アロマテラピーでの作用 】
消毒、鎮痙、駆風、消化促進、強壮、鎮静、細胞成長促進、
おだやかな利尿、おだやかな緩下、おだやかな刺激(消化系およびリンパ系)作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
若干の光毒性はあるようです。
外出前には気をつけてください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
特にネロリ。
その他のシトラス系や、ナツメグ、シナモン、クローブなどのスパイス系オイルと合うでしょう。
カモミール、コリアンダー、バジル、ローズ、パルマローザ、ブラック ペパー、マジョラム、ラベンダーなどとも合います。
タンジェリンはマンダリンの近種にあたります。
植物学上は同一の分類に属しています。
成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、
橙色~赤色のものをタンジェリンとも分類します。
またタンジェリンの実はマンダリンよりも大きく、丸いです。
栽培種が多くて名前はかなり混同されていますが、
オイルの性質はケモタイプと言えるほど、種類によってかなり違いがあります。
マンダリンという名前の由来は、中国の清朝の高級官僚がそう呼ばれ、
この果実が彼らへの贈り物として使われていた事に由来します。
1800年代の半ば頃にアメリカに移入され、タンジェリンという名でも呼ばれるようになりました。
子供や妊婦さんにも使う事の出来る、おだやかなオイルです。
フランスでは子供のしゃっくりや消化不良に、
またその消化と肝機能向上作用から老人にも良いとされています。
また香料や食品業界でよく使用されるオイルでもあります。
このオイルは、他のシトラス系オイルと合わせて用いると、相乗効果があります。
【 管理人の印象 】
手元にありますのはタンジェリン。オレンジと比べると若干、香りは弱いような気がします。
オレンジと比べると、やや酸味の目立つ香りです。
甘さのオレンジ、爽やかさのタンジェリン、というところでしょうか。
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