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バーチ (ホワイトバーチ)
エッセンシャルオイル(精油)
バーチ (ホワイトバーチ) WHITE BIRCH
学名: Betula alba
科名: カバノキ科
種類: 樹木
抽出部分: 若芽
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は北半球です。
現在は東ヨーロッパ、ロシア、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、バルト海沿岸、
また中国北部および日本にも生育しています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
淡い黄色をしています。
ウッディーな、グリーン調の、バルサム調の香りがします。
ノート(香りの種類):
香りの度合い:
【 主要成分 】
ベチュレノール、その他のセスキテルペン類です。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
老廃物の蓄積に対して有効です。
関節炎、リューマチ、筋肉痛に。
静脈瘤、肥満、浮腫、循環不全に。
○ 肌へ ○
皮膚炎、くすんだ肌やはりのない肌に。
湿疹、乾癬、ヘアケアに。
【 アロマテラピーでの作用 】
強壮、発汗、利尿、解熱抗炎症、消毒、胆汁分泌促進作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ウッディー系、バルサム系のエッセンシャルオイルと相性が良いでしょう。
春には樹液が採取され、飲用の強壮剤として用いられます。
つぼみ、葉、樹皮はリューマチや関節炎、特に腎臓機能強化に、
そして浮腫や泌尿器の感染症、結石などにも用いられます。
(つぼみはヘアトニックに使われていたこともあります)
樹皮を時間をかけて分解蒸留して天然タールを抽出後、
水蒸気蒸留法で精留したタールオイルを得ることが出来ます。
スモーキーでタールのような、革のような香りがします。
成分はフェノール、クレゾール、グアイコール、キシレノール、
ピロカテコール、ピロベチュリン(革の匂いの元)などです。
ヨーロッパではホワイトバーチタールが乾癬、湿疹といった
様々な慢性皮膚病に処方されています。
また生のタールは皮膚用の製薬、軟膏、ローションなどにも使われます。
バーチには色々な変種があります。
その中でもスィートバーチ B. lentaの精油には注意が必要、
一般的に、アロマセラピーでは使用できません!
スィートバーチの主要成分はサリチル酸メチル(98%)。
経皮吸収や、特に経口摂取により中毒(時には死に至る)を起こします。
また、サリチル酸メチルは環境・海洋汚染物質のひとつとされています。
ウインターグリーン同様、販売もされているようですが、注意してください。
毒性は中~激烈とされているエッセンシャルオイルです。
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