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ベルガモット
エッセンシャルオイル(精油)
ベルガモット BERGAMOT
学名: Citrus Bergamia
科名: ミカン科
種類: 樹木
抽出部分: 果皮
(熟した、もしくは熟す直前の新鮮な果実の)
抽出方法:
低温圧搾法。
さらに分留蒸留という過程を経ることで、
ベルガプテンの含まれない精油を精製することが出来ます。
また真空蒸留もしくは溶剤抽出法によって、脱テルペンオイルも出来ます。
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はアジアの熱帯地方です。
南イタリアのカラブリアや象牙海岸で多く栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 シトラス(柑橘)系
淡い、緑がかった色をしています。
熟成すると、茶色みのオリーブ色に変化します。
さわやかで甘い、フルーティー、
少しスパイシーな、軽い、デリケートな香りがします。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い: 弱
【 主要成分 】
酢酸リナリル(30~60%)、リナロール(11~22%)、ネロール、テルピネオール、
ジペンテン、リモネン、セスキテルペン類、アルカン、
フロクマリン(0.30~0.39%のベルガプテンを含みます)など。
◎ 心への癒し ◎
不安、うつ状態、ストレス症状に。
ベルガモットオイルには活力を与え、リフレッシュさせます。
また気分を高揚させる働きがあります。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪、熱、感染症、インフルエンザに。
のどの痛み、扁桃腺炎、口内炎、口臭に。
食欲不振、腹部の膨張感に。
膀胱炎、かゆみに。
腸内の寄生虫を駆除します。
また、胆石を減少させます。
○ 肌へ ○
にきび、吹き出物、湿疹、単純疱疹に。
虫刺され、乾癬、皮癬、静脈瘤、傷に。
脂性肌に。
口辺ヘルペスに。
虫除けにもなります。
♀ 女性のために ♀
カンジダ症、こしけに。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、鎮静、強壮、刺激、鎮痛、鎮痙、消毒(肺、泌尿器)、
抗けいれん、抗毒、抗菌、瘢痕形成、癒傷、デオドラント、
消化促進、健胃、緩下、利尿、解熱、引赤、駆風、
駆虫、殺寄生虫、抗寄生虫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
ベルガプテンが含まれるため、光毒性があります。
塗った直後の皮膚を、直射日光や日焼けマシンに晒してはなりません。
最低でも1時間、濃度によってはもっと長時間です。
ですから使用は夜であったり、日中でも塗った箇所を服で完全に隠す、
などでしたら一般的には大丈夫でしょう。
また、ベルガプテンを除去してあるベルガモットオイルですと光毒性の問題はありません。
なお刺激性は低いのですが、敏感肌を刺激する場合はあるようです。
また、光毒性を除けば毒性はありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ラベンダー、ネロリ、ジャスミン、サイプレス、ゼラニウム、
レモン、カモミール、ジュニパー、コリアンダー、バイオレット、
クラリセージ、パチュリ、パルマローザ、マジョラム、ユーカリなどと合います。
他のシトラス系ともよく合うでしょう。
“ベルガモット”の名前は、この木が初めて栽培され売られた“ベルガモ”、
イタリアのロンバーディ地方にある小都市に由来します。
紅茶の仲間に“アール グレイ ティー”がありますが、
あのお茶の香りづけには、ベルガモットオイルが使われています。
香水の香料として、特にオーデコロンには昔から広く使われています。
気分を変えたい時や心を明るくしたい時、よく使われる精油の一つでしょう。
この精油には、なんと300種類以上もの化合物が含まれています。
【 管理人の印象 】
香りの強さとしては弱い部類に入るでしょう。
それでもこのオイルの柔らかく甘い、さわやかさが好みの人も多いと聞きます。
管理人もこの奥ゆかしさ?がありつつ明るい、この香りが大好きです^^
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