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フェンネル ( スウィート / ビター )
エッセンシャルオイル(精油)
フェンネル (茴香:ういきょう) FENNEL <☆スウィートフェンネル ★ビターフェンネル>
学名: ☆ Foeniculum vulgare var.dulce
★ Foeniculum vulgare var.amara
科名: セリ科
種類: 草木
抽出部分: ☆ 種子を砕いたもの(果実)
★ およびハーブ本体
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
☆ スィートフェンネルは主にフランス、イタリア、ギリシャで栽培されています。
★ ビターフェンネルの原産は地中海地方です。
主にハンガリー、ブルガリア、ドイツ、フランス、イタリアなどで生産されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
☆ スィートフェンネル
無色から淡い黄色をしています。
甘い、アニスのような、少し土臭い、コショウのような香りがします。
★ ビターフェンネル
淡い黄色をしています。
カンファーのような、鋭い、温かい、フローラル調の、
ハーブ調の、スパイシーな香りがします。
ノート(香りの種類): ミドルノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
アネトール(50~60%)、リモネン、フェランドレン、ピネン、
アニス酸、アニスアルデヒド、カンフェーンなどです。
★ ビターフェンネルにはフェンコンを多く(18~22%)含まれますが、
☆ スィートフェンネルには殆ど含まれません。
◎ 心への癒し ◎
逆境の時に力と勇気を与えてくれる、といわれます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
喘息、気管支系の悩みに。
静脈瘤、肥満、浮腫などに。
リューマチに。
消化不良、食欲不振に。
疝痛、便秘、腹部の膨張感に。
吐き気、しゃっくりに。
歯槽膿漏に。
○ 肌へ ○
つやのない肌、脂性肌、壮年肌に。
あざ、内出血に。
肌のくすみに。
♀ 女性のために ♀
無月経に。
母乳不足に。
更年期障害に。
【 アロマテラピーでの作用 】
食欲増進、健胃、(循環器系)刺激、(胆嚢)強壮、強壮、鎮痙、駆風、
抗炎症、抗微生物、殺虫、駆虫消毒、消散、解毒、浄血、
発汗、利尿、緩下、去痰、催乳、月経促進作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
刺激性はなく毒性も低いですが、強力な精油です。
使用量は適度にしましょう(最大15%)。経口摂取も避けるべきです。
大量の使用した際、眠気を誘う事があります。
またビター フェンネルは、皮膚への使用を避けたほうが良いです。
てんかん、妊娠中の方は使用禁止。スウィート、ビターどちらもです。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ゼラニウム、ラベンダー、ローズ、サンダルウッド(白檀)、
バジル、レモン、ローズマリーなどと合うでしょう。
フェンネルは長い間、女性の生殖器系に対する効果で知られてきました。
一種のエストロゲン(卵胞ホルモン)的な作用をすると考えられています。
東洋、西洋どちらにおいても、お腹の諸症状に良いとされています。
子供の腹痛を和らげる薬にも使われました。
現在英国薬草薬局方では、結膜炎、眼瞼炎、咽頭炎などへの
局所的な使用が指定されています。
現在、製薬での咳用ドロップ、のどあめ、駆風剤、下剤などに、
また食品分野、酒類などにも使われています。
日用品では石鹸や香水などと、幅広く使われているオイルです。
ハーブとして料理にも良く使われますね。
サラダや魚料理と相性の良いハーブです。
二年草あるいは多年草で、大きくなると2m近くにもなります。
ビターフェンネルは栽培もしくは野生化したものも含まれますが、
スィートフェンネルは栽培種のみになります。
フェンネルは昔から長寿、勇気、そして力を与えてくれると信じられてきました。
【 管理人の印象 】
手元にありますエッセンシャルオイルはスィートフェンネル。
サラダなどで生で食べるフェンネルの香りを持ちつつ、
このエッセンシャルオイルの香りはかなり甘いです。
ハーブとしてのフェンネルは人によって好き嫌いがあるようですが、
精油の香りは、その柔らかさから大丈夫ではないでしょうか。
とても穏やかな印象の香りです。
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