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バルサム (カナディアン バルサム / ファー)
エッセンシャルオイル(精油)
バルサム (カナディアン バルサム / ファー)
CANADIAN BALSAM
学名: Abies balsamea
科名: マツ科
種類: 樹木
抽出部分: 樹皮
抽出方法:
樹皮の小胞をつぶしてオレオレジンを取り出した後、水蒸気蒸留法にて抽出。
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は北アメリカのケベック、ノバスコシア、メインなどです。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ウッディー(樹木)系
無色です。
やわらかく甘い、クリアな、リフレッシュさせる、松のような、ような香りがします。。
ノート(香りの種類):
香りの度合い:
【 主要成分 】
モノテルペン、ピネン、フェランドレン、エステル、アルコール類などです。
◎ 心への癒し ◎
抑鬱、ストレスの緩和に。
神経性の緊張に。
心の鎮静、高揚、安定、そして開放する作用があります。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
喘息、気管支炎、カタル症状、慢性の咳、のどの痛みに。
膀胱炎、泌尿器の炎症に。
○ 肌へ ○
火傷、切り傷、痔、外傷一般に。
【 アロマテラピーでの作用 】
神経鎮静、鎮咳、強壮、泌尿器系および肺の消毒、収斂、瘢痕形成、
利尿、去痰、瀉下、整調、抗抗胸部感染、抗壊血病作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
パイン、シダーウッド、サイプレス、ジュニパー、
サンダルウッド(白檀)、ベンゾイン(安息香)など。
バルサム系と合います。
いわゆるもみの木のことです。
聖書に出てくる“ギレアドバルサム Copaifera opabalsamum”とは違います。
アメリカインディアンはこの樹脂を医薬として用い、宗教的な儀式にも使用しました。
オレオレジンは淡い黄色、または緑色のハチミツに似た塊です。
乾燥することで透明でニスのような結晶になります。
さわやかで甘い、バルサムのような、果物のような香りがします。
エッセンシャルオイルは蒸留されますので、無色です。
消毒や、痔の治療用の軟膏やクリームに使われています。
石鹸、洗剤、化粧品、香水の保留剤および香料としても使用されます。
少量ですが、食品、酒類、ソフトドリンクなどにも用いられます。
変わったところではオレオレジンが顕微鏡検査用の封入剤や、
ガラス器の接着剤などにも利用されています。
“ファーオイル”としてはこのカナディアンバルサムA. balsamea他に、
シベリアモミA. sibiricaなどもあります。
A. balsameaは上記のとおりアメリカやカナダが原産です。
そしてA. sibiricaはその名のとおりシベリア、ロシアに生息します。
年齢を重ねた木ほど、採れるエッセンシャルオイルの量が多くなります。
オイルは“カナダバルサム”、“カナダテルペンチン”とも呼ばれます
また葉を、または針状葉を水蒸気蒸留したオイルは“アビエスオイル”と呼ばれます。
【 管理人の印象 】
樹木系にしてはかなり甘く、濃厚な感じがします。でも後味は爽やか。
パインやブラックスプルースよりはヘムロックスプルース/ツガに近い感じの香りです。
心のざわめきを抑え、精神集中を助けてくれる香り。
注意力が散漫になってきた時など、この香りはとても役立ちます。
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