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バジル (フレンチ バジル)
エッセンシャルオイル(精油)
バジル (フレンチ / スウィート)
FRENCH BASIL
学名: Ocimum basilicum
科名: シソ科
種類: 草木
抽出部分: 開花中の草全部
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はアフリカとアジア熱帯地方になります。栽培は現在ヨーロッパ各地、
太平洋諸島、南北アメリカと幅広く栽培されています。
オイルはヨーロッパ産のものが上質のようです。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
無色から淡い黄色をしています。
軽い、爽やかな、甘い、かすかにスパイシーな、クローブと似た香りがします。
ノート(香りの種類): ミドル~トップノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
リナロール(40~45%)、エストラゴール(20%強)、
オイゲノール、メチルカビコール、オシメン、ピネン、シルベストレン、
リモネン、シトロネロール、ボルネオン、カンファー、シネオールなどです。
◎ 心への癒し ◎
不安、うつに。
疲労、不眠症に。
神経性の緊張に。
ヒステリー、神経障害に。
頭、そして感覚を鋭敏にし、集中力を高めてくれます。
頭痛、偏頭痛に。数ある精油の中でもトップクラスの効果を現します。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪、熱、インフルエンザ、感染症に。
気管支炎、咳に。
耳痛、鼻炎に
痛風、リューマチに。
筋肉痛に。
消化不良、腹部の膨張感、吐き気に。
痙攣に。
○ 肌へ ○
虫刺され、虫除けに。
♀ 女性のために ♀
少量の月経に。
エストロゲンホルモンと似た働きをします。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、抗神経障害作用、抗神経痛、頭脳明晰化、強壮、
通経、催乳、鎮痙、頭部疾患の回復、去痰、解熱、病気予防、回復、
副腎皮質刺激、消化促進、健胃、駆風、鎮痛、発汗、
消毒、抗毒、駆虫、殺虫、抗寄生虫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
場合によっては感作作用をおよぼします。
長期間の使用は避けてください。
また妊娠中の使用はしないでください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ベルガモット、クラリセージ、ライム、オポパナックス、オークモス、
シトロネラ、ゼラニウム、ヒソップ、サンダルウッド(白檀)、
ゼラニウム、ネロリ、バーベナ、ヒソップ、ブラック ペパー、
マジョラム、レモンバーム(メリッサ)、ラベンダー等と合うでしょう。
特にグリーン系のオイルとは相性が良いです。
バジルは様々な種類があります。
フレンチバジルは別名true-sweet basilと言い、
いわゆるsweet basil:エキゾチック バジルとは違います。
basilicumというのはギリシャ語の「王」からきています。
インドの伝承ではクリシュナ神とビシュヌ神に捧げられました。
人々を保護するものと考えられていました。
一部の部族は宗教儀式において噛んで使いました。
またアーユルヴェーダでも“tulsi”とよばれ、幅広く使用されています。
中国でも薬草として消化器系、そして癇癪に使われてきました。
西洋では冷やすハーブとして皮膚や神経系に用いられました。
イタリア料理などでお馴染みのバジル。
ジェノペーゼソースとはバジルと松の実、にんにくなどをペーストにしたソースの事。
またバジルはトマトととても相性の良いハーブです。
精油のバジルは神経系の強壮剤として、とても優れた力を持っています。
(最も優れたオイルとされている場合もある)
精神的に弱っているとき、力強い助けとなってくれるでしょう。
精神の鎮静と強壮、どちらの効果も持つエッセンシャルオイルです。
【 管理人の印象 】
初めてかいだ瞬間、その香りの濃厚さに驚きました。
少し、鼻を突き抜けるような強い、刺激的な香り。
なんだか覚醒する、活気付けてくれます。
バジル自身、香りの強い植物ですが、エッセンシャルオイルともなるともっと濃厚。
少量でもかなり強力なオイルです。
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