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パセリ
エッセンシャルオイル(精油)
パセリ PARSLEY
学名: Petroselinum sativum
科名: セリ科
種類: 草木
抽出部分:
☆種(シード) ★地上部分
◎まれに根も使われる。
抽出方法:
水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は地中海地方。現在は世界中で見られます。
オイルは主にフランス、オランダ、ドイツ、ハンガリーなどで生産されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
☆黄色から琥珀色をしています。
スパイシーでハーブ調の、フレッシュな、温かい、つんとする香りがあります。
★淡い黄色から緑がかった色をしています。
温かい、甘い、重い、スパイシーでハーブ調の香りがします。
ノート(香りの種類): ミドルノート(シードオイル)
香りの度合い: 中(シードオイル)
【 主要成分 】
☆ミリスチシン、ピネン、アピオール、4-メトキシベンゼンなどです。
★ミリスチシン(最高85%)、ピネン、アピオール、テルピノレン、
ミルセン、フェランドレン、メンタトリネ、カロテルなどです。
◎ 心への癒し ◎
苛立ち、ストレスに。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
消化不良、腹部の膨張感に。
疝痛に。
関節炎、坐骨神経痛に。
リューマチに。
血管の破砕に。
創傷、挫傷に。
毒素の滞留、デトックス(解毒)に。
滞留全般に。浮腫、セルライトの除去に。
痔に。
尿道感染症、膀胱炎に。
♀ 女性のために ♀
無月経、月経困難症に。
出産の緩和に。
【 アロマテラピーでの作用 】
穏やかな刺激、鎮静、鎮痙、収斂、抗菌、抗リューマチ、消毒、
駆風、利尿、浄血、解熱、血圧降下、緩下、健胃、消化促進、去痰、
催淫、分娩促進、子宮強壮、月経促進作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
妊娠中の使用は控えてください。
どちらのオイルにも若干の刺激性および毒性があります。
感作作用はありません。
また腎臓病および消化性潰瘍がある場合も避けてください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ローズ、ネロリ、オレンジ、ライム、マンダリン、ラベンダー、マジョラム、
ローズマリー、クラリー セージ、ティートリー、クラリー セージ、オークモス、カナンガなど。
スパイス系のオイルと相性が良いでしょう。
パセリはもともと砂利の多い土地で生育していました。
属名Petroselinumは、ギリシャ語で言う“ペトロス:石”に由来します。
ギリシャ人はパセリのことを名誉と喜びの象徴としていました。
古代ギリシャにおける祭典“イストミア祭”。
そこではパセリを編んだ冠が勝者に授けられたりもしました。
一方、ローマ人はパセリは不妊の原因と信じており、妊婦には使わぬよう敬遠させ、
使えば生まれてくる子供がてんかんになる、とも思われていました。
またエジプト人はパセリを泌尿器系への薬剤としていました。
16世紀にもなりますと、広く使われるようになります。
その高い栄養価が認知されるようになったからでしょう。
現在も重要なハーブのひとつとして、また料理にも欠かせません。
パセリには薬草療法にも使われるPetroselinum crispum(上記画像はこれです)も含め、
37以上の種類があります。
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