キャリアオイル web辞典 > パイン <松> (スコッチ パイン / パイン ニードル)
パイン <松> (スコッチ パイン / パイン ニードル)
エッセンシャルオイル(精油)
パイン <松> (スコッチ / ニードル)
SCOTCH PINE / PINE NEEDLE
学名: Pinus sylvestris
科名: マツ科
種類: 高木
抽出部分: 針葉樹
抽出方法: 乾燥蒸留法/水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はユーラシア大陸です。
ヨーロッパ、バルト諸国、フィンランド、ロシア、アメリカ東部などで栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ウッディー(樹木)系
無色から淡い黄色をしています。
強い、ドライな、フレッシュな、バルサム調の、ウッディな、
しみわたるような、強い松の香りがします。
ノート(香りの種類): ミドルノート
香りの度合い: 中~強
【 主要成分 】
テルペン炭化水素類が50~90%。
ピネン、シルベストレン、カレン、ジペンテン、リモネン、
テルピネン、ミルセン、オシメン、カンフェーン、サビネン、
酢酸ボルニル、酢酸テルピネル、シネオール、シトラール、カマズレンなどです。
◎ 心への癒し ◎
神経、ストレス症状に。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
神経痛に。
痛風、関節炎、リューマチに。
筋肉痛に。
循環不全に。
喘息、気管支炎、咳、のどの痛みに。
鼻炎、カタル症状に。
風邪、インフルエンザに。
膀胱炎、尿道感染症に。
○ 肌へ ○
切り傷、擦り傷に。
多汗、皮疹に。
しらみに。
♀ 女性のために ♀
子宮筋層炎などに。
男性の性的障害、インポテンツに。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗菌、抗神経痛、抗リューマチ、抗壊血病、抗脂漏、抗ウィルス、
デオドラント、(肺・泌尿器・肝臓)消毒、殺菌、殺バクテリア、
鎮痛、粘液過多治療、鼻粘液排出、利尿、胆汁排出促進、
強壮、回復、発赤、(副腎皮質、循環、神経)刺激、
殺虫、駆虫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
皮膚アレルギーがある場合、使用しないでください。
高濃度では刺激性があります。必ず低濃度で使用してください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
シダーウッド、ニアウリ、カユプテ、ユーカリ、ティートリー、サイプレス、ジュニパー、
ローズマリー、セージ、ラベンダー、タイム、マジョラム、クローブ、
シナモン、レモン、マートルなどと合うでしょう。
アメリカのインディアンは、壊血病予防や虫除けに使用していました。
またギリシャ、エジプト、アラブなどの古代文明においても
パインの特性は認められていました。
肺の感染症に対してとても役立っていました。
またこの木は宗教的儀式においても重要でしたし、またその治療特性、
吸入などによって肺の様々な症状に対して役立ちました。
そのため昔から、人々は松の木の生えた地域に好んで住みました。
仲間のドワーフパイン(DWARF PINE) Pinus mugo var. pumilioは毒性が高いため、
一般的にアロマテラピーでは用いられません。
ロングリーフパイン Pinus palustrisはアロマテラピーでも使われます。
【 管理人の印象 】
ツガのような甘さはありませんが、これもまた森林浴を思わせる爽やかな香り。
とても若々しい、フレッシュな印象があります。
ノミは大変この香りを嫌うそうです。虫除けにも良いかもしれませんね。
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