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ニアウリ
エッセンシャルオイル(精油)
ニアウリ NIAOULI
学名: Melaleuca viridiflora
科名: フトモモ科
種類: 樹木
抽出部分: 葉と若葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はオーストラリア、ニューカレドニア、太平洋諸島になります。
精油は殆どオーストラリアとタスマニアで生産されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
無色から淡い黄色、少し緑がかっている場合もあります。
軽く甘い、クリアな、爽やかな、しみとおるような、
カンファーに似た香りがします。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い:
【 主要成分 】
シネオール(50~65%)、テルピネオール、ピネン、リモネン、シトレン、テルベンテン、
バルソックエステル、酢酸エステル、ブチルエステル、吉草酸などです。
◎ 心への癒し ◎
頭脳を明晰に、集中力を助けます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪、熱、インフルエンザに。
喘息、気管支炎、咳、百日咳に。
カタル症状、鼻炎、のどの痛みに。
循環不全に。
筋肉痛、リューマチ、神経痛に。
膀胱炎、泌尿器系の感染症に。
衰弱した体、呼吸器系、感染症、また寄生虫対策にも有効な精油です。
○ 肌へ ○
にきび、吹き出物、脂性肌に。
傷、切り傷、火傷に。
潰瘍に。
感染症をおこした創傷をこの精油を使って洗うと効果があります。
虫刺されに。
しみに。
【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痛、鎮静、鎮痙、抗カタル、抗リューマチ、瘢痕形成、癒傷、
正常化、刺激、発汗、解熱、消毒、殺菌、殺虫、虫下し、
去痰、粘液過多治療、鼻粘液排出作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
普通は刺激作用があるアルデヒドを除去します。
時折混ぜ物がされる場合があります。
その他の毒性、刺激性、感作作用はありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ガルバナム、ジュニパー、パイン、マートル、ローズマリー、コリアンダー、フェンネル、
ペパーミント、ライム、ラベンダー、オレンジ、レモンなどと合うでしょう。
ニアウリ、ティートリー、カユプテは同じフトモモ科の仲間で、
ニアウリ自体はカユプテオイルに似ています。
フランスでは“ゴメノール”と呼んだりします。その由来はその昔、
フランス領東インドのゴメンから海上輸送されてきた歴史にあります。
学名はクック船長がオーストラリアへ旅行した1788年につけられたそうです。
ニアウリは咳やリューマチ、神経痛の治療の際、
カユプテやユーカリの替わりに使われたりもします。
とても多くの症状に対して有効なエッセンシャルオイルの一つ。
現在、マウススプレー、歯磨きなど、幅広く使われています。
またニアウリの一品種に“バラエティA”という、
天然ネロリドールの原料として開発された商品があります。
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