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ティートリー
エッセンシャルオイル(精油)
ティートリー TEA TREE
学名: Melaleuca alternifolia
科名: フトモモ科
種類: 樹木
抽出部分: 葉および小枝
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はオーストラリアです。
この種はオーストラリア以外では見られません。
(別の種類は他の場所でも栽培されています。)
主にニューサウスウェルズ州で生産されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
淡い黄緑色から透明な色をしています。
さわやかな、温かい、スパイシーな、カンファーのような、
やや鋭い、フレッシュな、清潔感のある香りがします。
ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
テルピネン‐4‐オール(最高30%)、シネオール、ピネン、テルピネン、
シメーン、セスキテルペンアルコール、セスキテルペン類などです。
◎ 心への癒し ◎
ショックを受けたとき、リフレッシュさせてくれます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪、熱、インフルエンザ、水疱瘡などに。
感染症に対して非常に効果を発揮します。
咳、百日咳、喘息、結核、気管支炎に。
鼻炎、カタル症状に。
○ 肌へ ○
火傷、水ぶくれ、虫刺されに。
にきび、いぼ、吹き出物に。
膿傷、化膿した傷に。
湿疹(オムツかぶれなども)、。
ヘルペス、顔や口の周りの単純疱疹に。
ふけ、脂性肌に。
水虫に。
♀ 女性と男性のために ♂
カンジタ症、膣炎全般に。
膀胱炎、かゆみに。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗炎症、抗感染、消毒、抗ウィルス、殺菌、殺寄生虫、殺虫、殺癬、鎮痛、
瘢痕形成、発汗、去痰、粘液過多治療、免疫刺激作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
ひとによってはまれに感作作用をおよぼす場合があります。
毒性、刺激性は特にありません。
時には原液でも使用される場合がありますが、品質にご注意ください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
サイプレス、ユーカリ、パイン、カナンガ、オークモス、
ラバンディン、ラベンダー、ローズマリー、マジョラム、タイム、クラリー セージ、
ゼラニウム、イランイラン、オレンジ、レモン、マンダリン、
シナモン、ジンジャーなどスパイス系と、中でも特にクローブやナツメグとは良く合います。
オーストラリアのアボリジニ達は、古くからこの木の薬効を認め、
感染症を起こした創傷の治癒などに利用していました。
ヨーロッパへは1972年頃に導入されました。
そしてその殺菌消毒特性は、あっという間に注目を集めたのです。
アロマテラピーに用いられるオイルの中では比較的新しい精油ですが、
オーストラリアをはじめアメリカ、フランスなど各国で様々な研究が行われてきました。
殺菌、抗菌作用に加え、免疫系の刺激効果にも優れています。
感染症や傷に特に有用なエッセンシャルオイルの一つです。
【 管理人の印象 】
すぅ~っと、心地よいさわやかさが印象の香りです。
風邪の時には、ユーカリなどと並んでお世話になるエッセンシャルオイル。
マグカップやでの蒸気浴、そしてアロマポットなどでも十分に呼吸が楽に、
そして鼻づまりも解消し、とても助かります。
また風邪予防にティートリーを使ってうがいをしても、効果的です。
昔、仕事の関係でオーストラリアに行っていた時期がありました。
泊まっていたのは郊外の、原野の中の一軒家。
周りには独特の香りがする木々が、とてもたくさん植わっていました。
その香る林と、原野を駆ける野生のカンガルー達、今でも印象に残っています。
後にアロマテラピーを勉強してこのティートリーのエッセンシャルオイルに出会い、
「この香り! あれは、あの木々はティートリーの原木だったんだ!」
と知って、感激したものです。
林のかなり遠くまでも香っており、手に取るとミントのようにその香りが残る、
また強いけれどさわやかな香りがとても印象的でした。
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