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タラゴン / エストラゴン
エッセンシャルオイル(精油)
タラゴン / エストラゴン
TARRAGON / ESTRAGON
学名: Artemisia dracunculus
科名: キク科
種類: 草本
抽出部分: 葉、全草
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はヨーロッパ、ロシア南部、西アジアです。
現在は世界中で栽培されています。
オイルはフランス、オランダ、ハンガリー、アメリカで作られています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
無色から淡い黄色をしていますが、熟成すると黄みが増します。
ハーブ調の、甘く、アニスを思わせる、スパイシーな、グリーンな香りがします。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
エストラゴール(メチルカビコール)が最高で70%、
その他カピレン、オシメン、ネロール、フェランドレン、ツジョン、シネオールなどです。
◎ 心への癒し ◎
心に刺激を与えます。
感情の鈍化、退屈に。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
食欲不振、消化不良、腹部の膨張感および腸の痙攣に。
しゃっくりが止まらないときに。
吐き気に。
神経性の消化不良および消化不全に。
リウマチや神経性の痛みに。
○ 肌へ ○
浸出性の創傷に
♀ 女性のために ♀
無月経、月経困難、月経前症候群に。
【 アロマテラピーでの作用 】
健胃、消化促進、食欲増進、刺激、緩下、駆風、利尿、
駆虫、消毒、鎮痙、催眠、抗リウマチ、通経・月経促進作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
エストラゴール(メチルカビコール)があるため、ある程度の毒性があります。
(発癌性の疑いもあるともいわれています)
ですから使用は適度に、過度に使用しないことです。
また妊娠中は使用しないでください。
それらを除けば、刺激性や感作作用はありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
アンジェリカ、バジル、カモミール、キャロットシード、クラリセージ、ラべンダー、ラブダナム、
ジュニパー、パイン、バーベナ、ファー、ローズウッド、バニラ、
オークモス、ガルバナム、マンダリン、ライムなどと合うでしょう。
タラゴン、またはエストラゴンとも呼ばれています。
昔は蛇や狂犬の咬傷を治すのに役立ちました。
インドのマハラジャには薬湯として愛用されました。
またペルシャでは、食欲増進に使われたそうです。
現在でもタラゴンは鳥や魚料理に良く使われるハーブです。
タラゴンビネガーなどもありますね。
学名Artemisiaは、アルテミスにちなんでつけられたようです。
女神アルテミス。
ギリシャでは月と狩の女神でもある彼女は一方、
トルコ地方では生殖や豊潤をもつかさどる、豊饒の女神でもありました。
実際、タラゴンは生殖器系に高い効果を持つハーブでもあります。
エストラゴンのエッセンシャルオイルは、
フランスでは香水にも使われます。
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