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ジンジャー
エッセンシャルオイル(精油)
ジンジャー JINGER
学名: Zingiber officinale
科名: ショウガ科
種類: 草木
抽出部分: 根茎
(皮のついたまま乾燥させたもの)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はアジアの南部です。熱帯地域での栽培が目立ちます。
精油の生産はイギリス、インド、中国が主です。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 スパイス系
少し緑がかった、淡い黄色から琥珀色をしています。
温かい、ウッディな、スパイス調の、鋭い、
また若干レモンやコショウを感じさせる香りがします。
ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
ジンゲリン、ジンゲノール、ジンゲロン、ジンゲベリン、
リナロール、カンフェン、フェランドレン、シトラール、シネオール、
ボルネオールなどです。
◎ 心への癒し ◎
衰弱、神経疲労に。
感情、情緒の落ち込みに。
また記憶力を高めます。
視力を含む、感覚全般を鋭敏にすると言われています。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
加温性のエッセンシャルオイルです。
熱、風邪に。
感染症、インフルエンザに。
悪寒に。
咳、鼻づまり、のどの痛みに。
カタル症状、鬱血に。
疲労に。
筋肉痛、関節炎に。
こり、捻挫に。
リューマチ、循環不全に。
下痢、疝痛、けいれんに。
吐き気、乗り物酔いに。
腹部の膨張感、消化不良に。
食欲不振に。
○ 肌へ ○
しもやけに。
ただれ、挫傷に。
♂ 男性のために ♂
インポテンツに。
【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痛、鎮痙、鎮咳、刺激、強壮、発汗、発赤、解熱、去痰、緩下、
健胃、食欲増進、駆風、酸化防止、消毒、殺菌、頭部疾患の回復、
抗壊血病、催淫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
若干の光毒性があります。
場合によって感作作用もあります。
また高濃度では、刺激性を持ちます。
毒性はありません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
エレミ、サンダルウッド(白檀)、フランキンセンス(乳香)、ローズウッド、シダーウッド、
ローレル、カルダモン、ユーカリ、カユプテ、パチョリ、ベチバー、
コリアンダー、キャラウェイ、クローブ、スペアミント、ゼラニウム、
ライム、ローズ、ネロリ、オレンジなど。
ウッディ系、ハーブ系、シトラス系のエッセンシャルオイルと相性が良いでしょう。
いわゆる生姜です。
スパイス、そして薬としてはるか昔から使われてきました。
中国では細菌性赤痢、マラリア、歯痛などの他に、
下痢や粘液過多といった症状にも用いられました。
また痰を切ったり、心臓の強壮として使われたりもします。
主に冷えや湿気を伴う症状に用いられました。
西洋では、消化を助ける働きでおなじみの植物でした。
実際にヨーロッパに導入されたのは早ければ10世紀、遅くとも15世紀頃だろう、
と正確にはわかっていません。
また何度も名前が変わったようです。
JINGERという名は、ラテン語のZingiberに由来します。
またこのZingiberはインドのZingiという地方名に由来するそうです。
同地方ではジンジャーのお茶を飲みます。
アフリカ生産のジンジャーオイルは、一般的なものよりも濃く、
成分は生産地域によって異なってきます。
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