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ジャスミン
エッセンシャルオイル(精油)
ジャスミン JASMINE
学名: Jasminum officinale var.grandiflorum
科名: モクセイ科
種類: 潅木
抽出部分: 花
抽出方法: 溶剤抽出法でアブソリュート
(セカンドクラスはアブソリュートを水蒸気蒸留法)
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は中国、インド、アジアの西部です。
現在は地中海地方、中国、インドなどで栽培されています。
オイルはフランス産が有名です。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 フラワー(フローラル)系
濃いオレンジから茶色をしています。
濃く甘い花の香り、お茶のような、温もりのある、
エキゾチックで魅力的な香りがします。
ノート(香りの種類): ミドル~ベースノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
酢酸ベンジル、リナロール、酢酸フェニル、ベンジルアルコール、
ファルネソール、ゲラニオール、ネロール、テルピネオール、メチルジャスモネート、
酢酸リナリル、アントラニル酸メチル、オイゲノール、その他100種類以上。
◎ 心への癒し ◎
うつ状態に
神経疲労、ストレス症状に。
楽観や自信を回復、幸福感をもたらします。
無感動、無関心、無気力、そんな時に。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
カタル症状、咳や喉頭炎、声枯れに。
筋肉の痙攣、捻挫に。
○ 肌へ ○
あらゆる肌質にあります。
炎症肌に。
かゆみに。
♀ 女性のために ♀
月経困難、子宮疾患に。
不感症に。
出産時に価値を発揮、分娩を促し苦痛を和らげます。陣痛に。
ただし、お産が間近になるまでは使用しない事。
また母乳の出を促進し、産後の抑うつ症にも有効です。
ネロリやラベンダー、ジャスミンといった組み合わせで、妊娠線を目立たなくさせるそうです。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、鎮静、鎮痛、鎮痙、子宮強壮、出産促進、催乳、催淫、
抗炎症、抗菌、消毒、瘢痕形成、去痰、駆風作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
過度の使用は粘膜の働きを阻害するようです。
また、まれにアレルギー反応が出る場合があります。
催眠的な特性が集中を妨げる可能性があります。
お産が間近になるまでも、使用しないほうが良いでしょう。
またとても強い芳香を持つオイルです。使用量は控えめにした方が良いでしょう。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
粗い香りを柔らかくするため、あらゆるエッセンシャルオイルオイルと合います。
特に相性が良いのはローズ、サンダルウッド(白檀)、クラリセージなど。
その他シトラス系のエッセンシャルオイルとも良く合います。
インドでは香膏として広く用いられ、儀式にもよく使用されました。
賓客に、この花で作られたネックレスやブレスレットを贈る事もよくあったそうです。
中国ではお茶として昔から飲まれてきました。
日本でもジャスミン茶は飲まれています。
ちなみに沖縄で見かけるサンピン茶は、ジャスミン茶の事です。
その名は中国語でいう“茉莉花茶”(ジャスミン茶)の別名、
“香片茶”(シアンピエンチャー )から来ています。
お茶にはマツリカ、J. sambacの花が使われます。
このエッセンシャルオイルはローズと同じく、原料に膨大な量の花を使用します。
とても高価なオイルのひとつです。偽和品に注意してください。
ローズと並んで花のエッセンシャルオイルを代表するジャスミン。
古くから香水、そして愛の妙薬にと使われてきました。
【 管理人の印象 】
ジャスミンの香りは様々な商品に見受けられますが、やはり、精油の香りは素敵です。
甘くとろけるような、まるで極上のデザートを彷彿させます。
そのまま瓶から嗅ぐと、かなり強く感じられるかもしれませんが、
香水やローションに使うと程よく、素晴らしいです。
華やかさと優雅さを演出してくれます。
花ではローズ、イランイランと並んで優雅で、好まれる香りではないでしょうか。
花の精油といえば、タンジーは気分を力強く変えてくれる印象ですが、
このジャスミンは穏やかに変えてくれる感じがします。
タンジーが男性的ならばジャスミンは女性的な、そんな印象があります。
個人的に、雨の日に楽しめるエッセンシャルオイルのひとつ…
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