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シトロネラ
エッセンシャルオイル(精油)
シトロネラ CITRONELLA
学名: Cymbopogon nardus
科名: イネ科
種類: 草木・多年草
抽出部分: 茎と葉
生のみ、生と乾燥 乾燥のいずれか。
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はスリランカですが、現在はジャワ、ベトナム、アフリカ、アルゼンチンと
世界の熱帯地方で生産されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 ハーブ(ハーバル)系
黄色っぽい茶色です。
強い、レモンのようなさわやかな、軽い甘みのある、
フレッシュな、やや薬草のような香りがします
ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
ゲラニオール(ジャワ産は最高45%)、酢酸ゲラニル、リモネン、カンフェンなど。
モノテルペン類が多いです。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
頭痛、偏頭痛に。
神経痛に。
風邪、インフルエンザなど感染症に。
○ 肌へ ○
脂性肌、多汗症に。
虫除けに。
【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痙、解熱、強壮、健胃、発汗、利尿、月経促進、
消臭、消毒、抗菌、殺菌、殺虫、虫下し作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
人により、皮膚刺激がある場合があります。
また、妊娠中は使用しないでください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
レモン、オレンジ、ベルガモット、ゼラニウム、シダーウッド、パインなどと合うでしょう。
学名Cymbopogonとあるとおり、パルマローザやレモングラスと同じ仲間になります。
シトロネラ Cymbopogon nardus
パルマローザ Cymbopogon martinii var. martinii
レモングラス Cymbopogon citratus
特にこのオイルが注目され始めたのは、19世紀に入ってからです。
ヨーロッパに出荷されたシトロネラオイルは、“Oleum siree”と呼ばれました。
1980年頃にジャワで精油の生産が始まるまで、スリランカが主要生産国でした。
ジャワ産はスリランカ産のものと比べ、何と2倍の量の精油を抽出できます。
またゲラニオールの含有量も多く、そのために芳香も強くなります。
シトロネラの葉は昔から虫除け、刺激剤、香料として親しまれてきました。
(ヴァージニア シダーウッドとシトロネラオイルを混ぜたものは、殺虫剤として用いられました)
また熱や消化、腸の寄生虫対策、月経関連の症状にも利用されました。
中医方ではリューマチに対して使われます。
また中国の食べ物の中には、フレーバーとして利用されるものもあります。
なおシトロネラのエッセンシャルオイルはコスト削減のため、
ケロシンで偽和されているものもあります。
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