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シダーウッド (アトラス)
エッセンシャルオイル(精油)
シダーウッド (アトラス) ATLAS CEDARWOOD
学名: Cedrus atlantica
科名: マツ科
種類: 樹木
抽出部分:
心材、根株、おが屑などの木部
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はアルジェリアのアトラス山脈です。
精油は主にモロッコで生産されます。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
黄色から橙、琥珀色をしています。少し、粘性があります。
温かい、カンファーのような、甘い、バルサム調の、
ウッディーでドライな香りがします。
ノート(香りの種類): ベースノート
香りの度合い: 中~弱
【 主要成分 】
アトラントン、カリオフィレン、セドレン、セドロール、カジネン、セドレノールなどです。
◎ 心への癒し ◎
神経性の緊張やストレスに。鎮静および緩和作用を持っています。
不安に取りつかれた時、とても助けてくれます。
また、瞑想を行う時にも役立ちます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
急性の病気よりも、長期にわたる病気に効果を発揮します。
関節炎、リューマチに。
内分泌系、そして神経系の双方に強壮作用をおよぼします。
“ホメオスタシス”(生体恒常性)を整え、身体のバランスを整えます。
呼吸器系に対して効果が高いです。
○ 肌へ ○
気管支炎、カタル症状、鬱血、咳に。
にきび、ふけ、皮膚炎、湿疹、菌類による炎症に。
脂性肌に。
抜け毛や吹き出物、潰瘍に。
♀ 女性のために ♀
膀胱炎やこしけ、泌尿器系のかゆみにも。
【 アロマテラピーでの作用 】
鎮静、強壮、循環器系刺激、収斂、皮膚軟化、去痰、利尿、
粘液溶解、殺真菌、殺虫、消毒、防腐、抗脂漏症、催淫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
高濃度では、肌を刺激する恐れがあります。
また妊娠中は避けた方がよいでしょう。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ベンゾイン(安息香)、サイプレス、フランキンセンス(乳香)、シナモン、
ジャスミン、ジュニパー、ネロリ、ローズ、ベルガモット、ボダイジュ花、
ラべンダー、レモン、ローズマリー、カラマス、カッシー、コスタス、ミモザ、
ラブダナム、クラリセージ、ベチバー、イランイランなど。
オリエンタル、フローラル調のベースなどに良いでしょう。
寺院の薫香として、とても古くから使用されてきた香料の一つです。
原木はなんと40mに達する、とても大きなピラミッド型の木です。
レバノンやキプロス島に自生するレバノンシダー C. libani、
アトラスシダーはこの種に起源を持つと考えられています。
またレバノンシダーオイルは人類が抽出した最古のオイルと考えられています。
そして様々なものに用いられてきました。
残念な事に現在では希少なオイルになっています。
“ミトリダーテス王の解毒剤”として有名なミトリダティウムというものがあります。
シダーウッドはその原料の一つとして、何世紀も使われてきました。
古代エジプト人はこのオイルを、ミイラ作り、化粧品、香水に使いました。
木材は棺に、また船のマストなどにも用いられました。
シダーウッド肌に対して効果の高いエッセンシャルオイルです。
サイプレスやフランキンセンス(乳香)と組み合わせると、いっそう効果は高くなります。
【 管理人の印象 】
サンダルウッドと比べますと、随分あっさりとした香りです。
甘さも濃厚ではなく、爽やかです。
そういえば以前これをアリ除けに使ってみたところ、効果抜群でした。
ただ、プラスチック部分が溶けてしまいましたが^^;
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