アロマテラピー♪アロマセラピー

エッセンシャルオイル（精油）

サイプレス　CYPRESS
学名： Cupressus sempervirens
科名： ヒノキ科
種類： 樹木
抽出部分： 水蒸気蒸留法
抽出方法： 葉と小枝。
まれに球果からも採られます。


【 原産地・分布・生産地域 】
原産は地中海地方の東部です。現在もフランスやイタリア、スペイン、ポルトガルなど、
主に地中海地方でよく見られます。
オイルはフランス、ドイツ、スペイン、モロッコなどで蒸留されます。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】　　
淡い黄色から緑がかったオリーブ色をしています。
ウッディーでスパイシーな、スモーキーで甘い、乾いた、
かすかにナッツのような、バルサム調の、持続性のある香りです。

ノート（香りの種類）： ミドル～ベースノート
香りの度合い： 中～弱

【 主要成分 】
ピネン、カンフェン、シルベストレン、シメーン、サビノール、
フロフール、酢酸テルピネルなどです。



◎ 心への癒し ◎
ストレス症状、神経性の緊張に。
心をおだやかにしてくれます。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
喘息、気管支炎に。
けいれんを伴うような咳に。
筋肉のつり、循環不全、リューマチ、浮腫に。
出血、出血過多、鼻血、血行不良などに。
セルライトに。

○ 肌へ ○
脂性肌に。
水分過剰の肌に。
痔、静脈瘤に。
歯槽膿漏、歯肉の出血などに。
傷に。

♀ 女性のために ♀
月経困難症、月経過多など月経関連の症状に。
更年期障害、不正出血に。



【 アロマテラピーでの作用 】
鎮静、鎮痙、強肝、強壮、血管収縮、解熱、抗リューマチ、止血、
収斂、消毒、制汗、デオドラント、瘢痕形成、利尿作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありません。


相性の良いエッセンシャルオイル（精油）
ラベンダー、クラリセージ、カモミール（モロッコ）、マジョラム、ローズマリー、
ジュニパー、カルダモン、アンブレットシード、ラブダナム、
シダーウッド、パイン、ベンゾイン（安息香）、サンダルウッド（白檀）
レモン、オレンジ、マンダリン、ベルガモットなどと合うでしょう。

ちょこっと小話を (´ー`)σ

ギリシャ神話に、サイプレスにまつわる物語や描写がいくつかあります。
太陽神アポロンが、クパリッソスという名の青年をサイプレスの木に変えてしまったり、
また冥界の王プルートの宮殿の傍らにはサイプレスの樹が生えていました。

そのためか、ギリシャ人とローマ人はサイプレスを墓地に植えました。
現在でもギリシャの島々と庭園ではおなじみの樹木です。

またサイプレスの樹が崇拝されていた島、キプロス島。
その名はサイプレスにちなんで名づけられました。

そういえば実はあの十字架は、サイプレスの木で作られていたという伝説もあります。


あらゆる体液の病的排泄に役立ちます。
チベットでは“浄化の香”として用いられています。
サイプレスは古代から薬、そして香として名高い植物です。


現在、香水産業でも、特に男性用の香水を作る際によく使われています。


サイプレスは和名で、イタリアイトスギ、セイヨウヒノキなどと呼ばれます。


【 管理人の印象 】

深い森と木を想像させる香り。
それほど強い香りではありません。
ぱっと香ってぱっと去る、結構あっさりしてます。

こういう樹木・森林系統の香りって、心を落ち着かせてくれる香りが多いですね。

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