キャリアオイル web辞典 > グアヤクウッド
グアヤクウッド
エッセンシャルオイル(精油)
グアヤクウッド (ユソウボク) GUAIACWOOD
学名: Bulnesia sarmienti
科名: ハマビシ科
種類: 低木
抽出部分: 心材
(おが屑状に砕いた材木)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は南米です。パラグアイ、アルゼンチンに自生しています。
オイルは一部ヨーロッパおよびアメリカで蒸留されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
黄色から琥珀色、あるいは緑がかった色をしています。
ティーローズに似た、スモーキーでバニラ的な、深く強いアーシーな香りがします。
ノート(香りの種類): ベースノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
グアイコール(42~74%)、ブルネソール、ブルネセン、
グアイニン、パチュレン、グアコニック酸などです。
◎ 心への癒し ◎
リラックスさせ、身をゆだねるような気分にさせます。
瞑想時に役立ちます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
関節炎、痛風、リューマチ性関節炎などに。
すばらしい発汗特性があります。
体液に対して強壮効果を発揮します。
○ 肌へ ○
組織を引き締めます。
♀ 女性のために ♀
月経痛の緩和に。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗炎症、収斂、粘液過多治療、催淫、酸化防止、抗リウマチ、
消毒、発汗、利尿、緩下作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありませんが、時に集中を妨げるような物憂い感じを引き起こすことがあります。
また、香りは万人向けとは言いがたいようです。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ゼラニウム、ネロリ、オークモス、ローズ、コスタス、サンダルウッド(白檀)、アミリスなど。
ウッディー調、フローラル調、スパイス調等に合います。
英国薬草薬局方ではリューマチおよびリューマチ性関節炎の治療薬とされています。
バルネ氏は、万能薬として痛風や性病に用いました。
ティーローズに似た香りがします。
そのため、ブルガリアではローズの混ぜ物として一般的に使われています。
(ちなみに混ぜ物かどうかの区別は、顕微鏡検査および
凝固温度や比重などの検査から簡単にわかります)
またグアヤクウッドは“パオロサント”、“ホーリートゥリー”などとも呼ばれます。
宗教的儀式や魔術的儀式に用いられる事もありました。
現在、抽出液とチンキは、血液検査の診断試薬として用いられます。
また香水の保留剤としても使われます。
このページのトップへ↑
{ アロマテラピー♪アロマセラピー }トップページへ↑↑