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カユプテ
エッセンシャルオイル(精油)
カユプテ CAJUPUT
学名: Melaleuca cajeputi
科名: フトモモ科
種類: 樹木
抽出部分: 葉と小枝
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産地はマラヤの海岸平野です。
マレーシア、インドネシア、フィリピン、ヴェトナム、ジャワなどの東南アジア、
そしてオーストラリアに自生します。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
淡い黄緑色をしています。
甘い、ハーブ調の、しみとおるような、樟脳のような、フレッシュな、
フルーティな、刺すようなカンファー様、樟脳のような香りがします。
ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
シネオール(14~65%)、テルピネオール、酢酸テルピネル、
ベンズアルデヒド、ジペンテン、リモネン、ピネン、ネロリドールなどです。
◎ 心への癒し ◎
心をすっきりとさせ、元気づけ、回復させてくれます。
また性欲を抑えます。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
呼吸器系の感染症に、感染防止に効果があります。
喘息、気管支炎、カタル症状、咳、鼻炎、のどの痛み等に。
風邪やインフルエンザ、ウィルス性の感染症に。
腸の諸症状に。腸内の寄生虫を駆除します。
泌尿器系に殺菌消毒効果を発揮します。
膀胱炎や尿道炎などに。
鎮痛作用はクローブに劣らない効き目があります。痛み全般に。
関節炎や筋肉痛、リューマチに。
しらみ駆除に。ペットの虫取りに!
○ 肌へ ○
にきびなどの、皮膚の慢性的症状に。虫刺されに。
脂性肌に。
♀ 女性のために ♀
ホルモン様作用があります。
更年期障害を軽くしてくれ、また月経痛を鎮めてくれるといいます。
【 アロマテラピーでの作用 】
抗胸部感染、抗神経痛、抗リウマチ、抗細菌、刺激、強壮、
歯痛緩和、消毒(肺、泌尿器、腸)、鎮痙、おだやかな鎮痛、
粘液過多治療、発汗、解熱、駆風、去痰、瘢痕形成、
鼻粘液排出、抗寄生虫、駆虫、殺虫作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
毒性、感作作用を伴います。
ですから高い濃度で使用しますと、皮膚を刺激する場合があります。
ご注意ください。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
アンジェリカ、イモーテル、カルダモン、クローブ、ゼラニウム、タイム、
ナツメグ、ニアウリ、バーチ、ローズ、ベルガモット、マートル、
ラべンダー、ローズウッドなどが合うでしょう。
マレー語で「カユ・プテ」は「白い木」という意味です。
古代インドでは、この植物は「カヤプティ」の名で知られていました。
ホワイトティートゥリーとも呼ばれます。
東洋では料理に、化粧品や香水の成分にと多様な用途に使用され、珍重されてきました。
また消毒特性を喜ばれ、マラヤ、インドおよび中国では家庭療法に使われてきました。
西洋薬草学では、オイルが伝統的に使われてきました。
リウマチとコレラの伝統的な治療剤でもありました。
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