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ウインターグリーン
エッセンシャルオイル(精油)
ウインターグリーン WINTERGREEN
学名: Gaultheria procumbens
科名: ツツジ科
種類: 低木
抽出部分:
(温水に浸しておいた)葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産は中国です。
アメリカ北東部からカナダになります。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】
淡い黄色からピンクがかった色をしています。
甘い、ウッディー調の、濃密な、フルーティーな香りがします。
ノート(香りの種類):
香りの度合い: 強
【 主要成分 】
サリチル酸メチルが殆どで、最高98%を占めます。
その他ホルムアルデヒド、グルテリンなどです。
◎ 心への癒し ◎
感覚を刺激し、鋭敏にします。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
筋肉痛、腱の炎症に。
けいれんに。
関節炎、リューマチに。
呼吸器系の症状に。
高血圧に。
膀胱炎、尿路官障害に。
○ 肌へ ○
にきび、湿疹、潰瘍、皮膚病に。
【 アロマテラピーでの作用 】
おだやかな鎮痛、刺激、抗炎症、抗リューマチ、鎮咳、
収斂、駆風、利尿、月経促進、催乳作用があります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
サリチル酸メチルは非常に強い成分です。
毒性、刺激性、感作作用があります。
一般にはこのオイルの使用は禁止されています。
使用は高品質のオイルを、経験のあるアロマテラピストの指導で行う事。
またパッチテストを必ず行ってください。
市販されているものの中には品質の品劣る商品、
合成サリチル酸メチルが混入されている製品が多いです。
この精油の使用の際は、購入時から慎重になる必要があります。
妊娠中は使用しない事。
抗凝固剤を摂取しているときも使用してはなりません。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
オレガノ、タイム、イランイラン、ナルキッソス、バニラ、
コーンミント類と相性が良いです。
アメリカのインディアンは重労働や長距離間を走らねばならない時、
肺活量を高めるためにこの葉を噛んでいました。
また開拓時代には虫歯防止に子供達に噛ませたり、
独立戦争時には紅茶の代わりに飲まれたりもしました。
英国薬草薬局方では、リューマチ性関節炎の治療薬とされています。
腰痛、神経痛、筋肉痛など関節や筋肉の諸症状に使用されます。
また、慢性的な痰の排出、呼吸器系の症状に使われます。
成分・効能がバーチ(スイートバーチ)と非常に良く似ています。
バーチ(スイートバーチ)同様、販売もされているようですが、注意してください。
毒性は中~激烈とされているエッセンシャルオイルです。
【 管理人の印象 】
これまた独特な、一度嗅いだら忘れられない香りです。
この香りは日常の中でも嗅いだ事があるのですが…思い出せません。何だったのでしょう?
濃密な甘さと、独特の個性があります。
管理人は痛み止めのブレンドオイルに、
また時折気分を変えたい時に嗅いだりしています。
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