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アニス (アニシード / アニスシード)
エッセンシャルオイル(精油)
アニス(アニシード / アニスシード) ANISE(ANISEED)
学名: Pimpinella anisum
科名: セリ科
種類: 草木
抽出部分: 種子(果実)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
【 原産地・分布・生産地域 】
原産はギリシャやエジプトです。
インドや中国で主に、メキシコやスペインでも栽培されています。
【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】 スパイス系
濃厚な、しみわたるような、温かみのある、
スパイシーでリコリス(甘草)の様な独特の香りがあります。
無色、または淡い黄色をしています。
ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い: 非常に強い
【 主要成分 】
トランスアネトール(75~90%)、アニスアルデヒド、
メチルカビコール、リモネンなどです。
◎ 心への癒し ◎
疲れた心に。
☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
消化器系へ、消化不良、疝痛、鼓腸などに。
嘔吐、吐き気を鎮めます(特に神経性の場合)。
心臓の疲労に対して。
同時に心悸亢進を鎮めます。
頭痛や眩暈、二日酔いに。
○ 肌へ ○
シラミ、カイセンチュウ対策に。
感染性の皮膚疾患に。
【 アロマテラピーでの作用 】
高揚、刺激、加温、強心、緩下、制吐、鎮痙、
去痰、抗胸部感染、駆風、催淫、催乳、分娩促進、
健胃、消化促進、利尿、消毒、殺寄生虫、殺虫、駆虫作用などがあります。
【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
低温で凝固しがちなので、その場合は手で暖めましょう。
強力な精油(主成分アネトール)です。
頻繁にマッサージに用いると皮膚感作の恐れが有ります。
過度の使用は体機能の鈍化を招きます。
極端な場合は循環障害と脳充血を引き起こす可能性があります!
使用は適量にとどめてください。
基本的に、妊娠中には用いない事。
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
アミリス、カルダモン、ガルバナム、キャラウェイ、コリアンダー、シダーウッド、ディル、
フェンネル、プチグレン、マンダリン、ローズウッド、ローレルなどと合うでしょう。
古代エジプト人は、アニスの種子をパン作りに使ったそうです
(駆風作用があったためでしょうか)。
またギリシャ人は、消化管への効果から、お酒に使いました。
ローマ人はケーキを作っていました。
(でも主に催淫剤として認識していたそうです^^;)
アニスは家庭用の香辛料として、使われますね。
またトルコの有名なお酒“ラキ”にはアニスシードが使われています。
アニスは消臭効果に優れます。
ですから製薬業界では薬品臭を消すのに用いられています。
また食品業界では、様々な分野で利用されています。
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