◇ ブレンドオイルの基本濃度・計算方法
＜エッセンシャルオイルの基本濃度＞
＜濃度の計算方法＞
＜ エッセンシャルオイルの基本濃度 ＞
【マッサージなどのトリートメントは、1%～3%以下】で十分でしょう。
【顔のローションなどに使用する場合は、1％以下】で使用してください。
【全身浴は、一般家庭のお風呂が約200mlとして、5滴以下】
【手足の部分浴および蒸気吸入法などは、
洗面器などを使用するとして、3滴以下】
以上の目安をお勧めいたします。
医療機関やサロンなどで使われる場合にはもっと高い割合、
例えば～原液で使用される場合もあります。
ですが家庭で使用するとき場合は、3％以下が安全です。
一般的には濃度の高さに比例して、劇的に効果が上がるわけでは無い、
とお考えください。
むしろあまりの高濃度は、感作作用などの弊害を起こす可能性が高まります。
原液や高濃度での使用を手技としているサロンや学校もありますが、
こちらはプロフェッショナルのセラピストが最高級かつ信頼のおけるオイルを使用、
また高濃度～原液での効果を数々の事例を元に実証し、実践しています。
（その場合に使用されるエッセンシャルオイルの種類、メーカーは決まっています。）
アロマテラピーを学び始めたばかりの方や、
そういった学校や教室で勉強されていない方の高濃度での使用は危険です。
【参照： ・団体と資格 】
ラベンダー、ティートゥリーなど比較的高濃度で使い易いオイルもありますが、
そのオイルの品質（製造年月日・保存状況・メーカー）によっては、
一概に安全とは言えません。注意が必要です。
このサイトでは一応、原液（ニート）で使う方法も記してあります。
使われるのは先程のラベンダーやティートリーといった安全性の高いオイルのみ、
またグレードの高いオイルを使用、という前提で記述しています。
例えば私、管理人はこれらのオイルを使っても、身体に特に問題ありません。
場合によっては、とっさの火傷なんかにはラベンダー、原液で使ったりもします。
でも他の方に対しては、基本的には高濃度使用は避けています。
（状況如何ではパッチテスト等、注意を払いながら行う場合もありますが。）
まだ学び始めのころはきちんと勉強しきれておらず、
10％のマッサージオイルとか作って使ってしまっていた事もありました…＾＾；
（使っているオイルは品質が非常に高いものを使用している事、
それが良かったのかもしれません。）
基本的に“エッセンシャルオイル”はとても高濃度です。
あなたがもし、問題なかったとしても、他の人や、
子供にとっては感作作用などをおよぼす可能性は、あります。
ですから上記以上の高濃度～原液で行う場合、
慎重に、そして自己責任で行う事を忘れないでください。
Top↑
＜オイルの使用量＞
具体的にはどう計算したらよいのでしょう？
★ 1滴＝0.05ｍｌ ★
瓶から滴り落ちるエッセンシャルオイル。それは基本的に
1滴は0.05mlになります。
つまり例えば
キャリアオイル50ml 精油5滴（0.25ml） ＝0.5%
キャリアオイル50ml 精油10滴（0.5ml） ＝1%
キャリアオイル100ml 精油10滴（0.5ml） ＝0.5%
キャリアオイル100ml 精油20滴（1.0ml） ＝1%
となります。
%は使われるキャリアオイル全部に対しての精油全部の合計%です。
例えばキャリアオイル100mlに対し
エッセンシャルオイル1%（1ml 20滴）ならば、
ホホバオイル（100ml）
＋
ラベンダー20滴＜1ml＞
＝ 1%
ホホバオイル70ml ＋ローズヒップ30ml（100ml）
＋
ラベンダー20滴＜1ml＞
＝ 1%
ホホバオイル（100ml）
＋
ラベンダー13滴 ＋ マジョラム7滴＜合計20滴 1ml＞
＝ 1%
ホホバオイル30ml ＋ローズヒップ70ml（100ml）
＋
ラベンダー13滴 ＋ マジョラム7滴＜合計20滴 1ml＞
＝ 1%
ローズヒップ70ml ＋ イブニング プリムローズ20ml
＋ ウィート ジャーム10ml（合計100ml）
＋
ローズ3滴 ＋ ジャスミン3滴 ＋ サンダルウッド2滴
＋ ローズウッド7滴 ＋ ゼラニウム5滴＜合計20滴 1ml＞
＝ 1%
というようになります。
管理人の場合まず、レシピをノートに書き出します。
・目的と％
・キャリアオイルの種類と量、何を何mlづつか？
・エッセンシャルオイルの種類と量、何を何滴（何ml）づつ、
総数は何滴になるのか？
あとは実際にエッセンシャルオイルを調合しながら、香りをみたり、
うっかり＾＾；落としすぎた時に調整をしたりします。
作り終われば、気が付いた事、完成品の感想などを書いたりしています。
こういった自分だけのレシピ集は、色々とあとで役立ちますよ＾＾
Top ↑
