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◆ 原液(ニート)および高濃度での使用



 アロマテラピーにおけるエッセンシャルオイルは自然界に存在する時と比べ、
何100倍~と、非常に濃縮されている状態です。

その事は、そのエッセンシャルオイルの持つ効果を高めていますが、
ともすればその作用が強すぎるための弊害が起こる事もあります。


とはいいましても全てのエッセンシャルオイルがそこまで強力な作用、
また反作用を持つわけではありません。

例えばラベンダー(真正)のように穏やかな精油もあります。

場合によっては、そういった穏やかな精油の中は希釈せず“原液”のまま使える、
または使用する場合もあります。



このサイトにはそういった“原液”を使用する方法を、
・限られた、とても穏やかなエッセンシャルオイルのみの使用
・身体のごく一部分における使用

という場合にのみ、記しておきました。

そこで、その方法で行う際に注意していただきたい事があります。まずは、
・使う本人の自己責任で、そしてあなたが使う相手の同意

を必ず確認してください。

これは一般的な希釈する方法でも同じですが、特に原液を使用する際には
必ず必要です。また例え、
自分が原液で使用して大丈夫でも他の人も同じく安全であるとは限らない
という事。そして例え“とても安全なオイル”といわれているものでも、
・子供と大人、妊娠中、老人といった違い
・その時の体調
・オイルの状態(本物か?古すぎないか?)

などによっては感作作用など、予想しなかった事故が起こる可能性があります。
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これは管理人が聞いた話です。

ある人がラベンダーをよく原液で使用されていたそうです。
当然、その方には問題ありませんでした。
ある日その方のお子さんが火傷をしてしまいました
そこでいつもご自身がされている通り、ラベンダーの原液を塗ってあげたそうです。
ですが後日、そのお子さんはラベンダーオイルに対して残念なことに、
アレルギー反応が起こるようになってしまったそうです。


この時使用されたオイルがどういった状態のものであるかは、正直わかりません。
本物のオイルであったか、また同じラベンダーでも、どの種類のものであったか。ですが、
自分または他の人が大丈夫であったからといって、全ての人にとっても安全である、
とは決して言えないと思います。



原液を使用する、または高濃度で使用する、
あなたがそう判断されたのでしたら、
・使う本人の自己責任および体調は。
・あなたが使う相手の同意、および体調は。
(相手は大人?子供?妊婦さん?老人?)

⇒こちらも参考にしてください
・そのエッセンシャルオイルは使用してよいオイルですか。
(種類は?毒性は?感作作用は?)
・エッセンシャルオイルの状態はどうですか。
(“本物”ですか?古すぎませんか?保存状態は?)

以上の事柄をよく確認してください。


もう一つ、ラベンダーのお話しましょう。

ある方が、ラベンダーオイルによる“痔”の治療を行っていました。
順調に回復してきていたのですが、ある時旅行に出かけられます。
その時うっかり、普段使用している精油を忘れてしまったそうです。
しかたなく旅行先で薬剤師からオイルを購入されました。
ですが不幸な事にこのエッセンシャルオイル、純粋でも天然でもなかったのでした。
そして一回使用しただけで重い炎症を引き起こし、
この方は2週間以上も、座る事が出来なかったそうです。


アロマテラピーは自己責任において行う事。
そしてせっかくの心地よいアロマテラピーです。
自分に対しても、あなたが行ってあげる人に対しても
いつも必ず、細心の注意を払ってくださいね。





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